9月の為替相場

9月の為替相場

2012年もはや9月になりました。
夏休み相場もようやく終わり、為替の動きも活発になります。

現在の為替は欧州債務危機と米国の量的緩和がポイントになっています。
スペインを始めとする南欧の国債買い入れについてどうなるか。


ECBのドラギ総裁は6日の発言で
「無制限」に購入することを発表。これによってユーロは続伸しました。


ただこれには制約もかなりあります。

・償還期間が1~3年
・対象国は再建プログラムを実施する
・不胎化の実施

などです。


これは市場にとってはプラスに捉えられました。
ただスペインは緊縮財政に応じるかどうかは相当渋っているようです。
ギリシャの動向を見ればそれも仕方ないのですが。


政策金利は据え置きだったこともあり、ユーロ買いがしばらく続くかもしれません。
今後はドイツのESM合憲裁判が焦点になりそうです。


そして米国の指標です。
ADP雇用統計はプラス201k(予想143k)、
ISM非製造業景況指数、,失業保険申請件数共に予想を上回る結果。
これに伴いドル円は大きく値を切り上げてきました。

 

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そして翌日の米国雇用統計。
ADP雇用統計の流れに乗って好調を維持するかと思われましたが、
蓋を開けてみると+96k(予想130k)と大幅に悪化。


一気のドル売りの流れになりました。
更に長期金利も下落してユーロに対しても大幅に下落しています。


 

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今後はFOMCへの追加緩和がどうなるかに焦点が集まっています。
ここでQE3が導入されればドル安になる可能性は高くなりそうです。


ただ米国は11月の大統領選、12月の財政の壁問題が控えており、
今回そのカードを使う可能性は低いのではないかと見ています。


ただ低金利の延長は十分考えられる為、
どちらにトレンドが動くかはしっかり見極めたいところです。

2012年9月 9日|

カテゴリー:経済